【症例報告】産後腰痛になった肥満症の一例
クライアントは30代女性。
168cm、100kgで肥満症。
第2子の産後4カ月で腰痛と鼠径部痛を訴え来院。
第1子、第2子共に帝王切開での出産であるが、骨盤は前後・左右共に歪みが酷い。
腸骨の触診では左が頭位方向に高く、それに伴い脚長差が1cm程あり歩行も不自然である。
前後は産後特有の反り腰で骨盤は伸展位に歪んでいる。
肥満症で施術は困難と思われたが4回の施術で骨盤はほぼ正常になり、腰痛・鼠径部痛も軽減。
日常生活を不便なく過ごせるようになり歩行も違和感がなくなった。
問題はここからである。
骨盤が安定するまでは2週間の間隔で施術を受けるように指導したが、その後多忙を理由に来院はなかった。
3カ月後、再び腰痛を訴え来院。
歩行困難で杖をついての来院であった。
骨盤位は施術前の状態に近い所まで戻っている。
この間、指導した体操・ストレッチもほとんど行っていなかったとのこと。
腰痛は明らかに悪化している。
この時点ですでに専門医を受診しており、画像診断の結果、腰椎ヘルニアの診断が付いていた。
今後はリハビリとカイロプラクティックを並行して治療していく。
肥満症でも30代ならば自分の体重を支えるための筋力は持っている。
しかし短期間に2人出産をしたことで、長期に渡り活動量の少ない妊婦生活をしていたことで筋力が落ち、産後自身の体重を支えられなくなったと思われる。
肥満症は妊娠高血圧や妊娠糖尿病などのリスクであることは広く知られている。
しかし、産後も筋力・体力の低下から筋・骨格系に多大なダメージを与えることはあまり言われていない。
【+ひとこと】
ここまで悪化させてしまうと、日常生活や育児もままならなくなってしまいます。
肥満傾向にある方は産後、ご自身のカラダのケアを真剣に考えてください。
168cm、100kgで肥満症。
第2子の産後4カ月で腰痛と鼠径部痛を訴え来院。
第1子、第2子共に帝王切開での出産であるが、骨盤は前後・左右共に歪みが酷い。
腸骨の触診では左が頭位方向に高く、それに伴い脚長差が1cm程あり歩行も不自然である。
前後は産後特有の反り腰で骨盤は伸展位に歪んでいる。
肥満症で施術は困難と思われたが4回の施術で骨盤はほぼ正常になり、腰痛・鼠径部痛も軽減。
日常生活を不便なく過ごせるようになり歩行も違和感がなくなった。
問題はここからである。
骨盤が安定するまでは2週間の間隔で施術を受けるように指導したが、その後多忙を理由に来院はなかった。
3カ月後、再び腰痛を訴え来院。
歩行困難で杖をついての来院であった。
骨盤位は施術前の状態に近い所まで戻っている。
この間、指導した体操・ストレッチもほとんど行っていなかったとのこと。
腰痛は明らかに悪化している。
この時点ですでに専門医を受診しており、画像診断の結果、腰椎ヘルニアの診断が付いていた。
今後はリハビリとカイロプラクティックを並行して治療していく。
肥満症でも30代ならば自分の体重を支えるための筋力は持っている。
しかし短期間に2人出産をしたことで、長期に渡り活動量の少ない妊婦生活をしていたことで筋力が落ち、産後自身の体重を支えられなくなったと思われる。
肥満症は妊娠高血圧や妊娠糖尿病などのリスクであることは広く知られている。
しかし、産後も筋力・体力の低下から筋・骨格系に多大なダメージを与えることはあまり言われていない。
【+ひとこと】
ここまで悪化させてしまうと、日常生活や育児もままならなくなってしまいます。
肥満傾向にある方は産後、ご自身のカラダのケアを真剣に考えてください。
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| 産後ケア・骨盤矯正 | 13:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑