【症例報告】エルゴの使用で頭痛・嘔気・息苦しさを呈した一例
患者は30代女性。
第2子出産後1年を迎える頃から頭痛とそれに伴う嘔気・息苦しさを感じていた。
専門医を受診したが脳に異常はなかった。
産後3カ月頃、当院で骨盤矯正を受けていたことからカイロプラクティックでなんとかならないかと相談があった。
話を伺うと、頭痛や吐き気・息苦しさを感じるのは外出中や帰宅直後に多いことが分かった。
上のお子さんのお迎え途中で気分が悪くなることも多く、園で休ませてもらうこともしばしばあった。
子供を連れての外出は主にエルゴ(抱っこ紐)を使用していた。
施術前の検査で頚部から肩にかけて極度の筋緊張を認めた。
本人は肩こりを自覚していないが、重度の肩こりである。
肩こりは体質的に感じ難い人がいる。
自覚症状はないが、美容室などで「凝ってますね」と言われる人だ。
自覚症状がないので放置されることが多く、悪化すると頭痛や吐き気・過呼吸を引き起こす。
本症例もこのタイプと思われる。
外出中や帰宅直後に症状が出るのは、エルゴを使用中または使用直後ということだ。
1歳のお子さんは10kgを超えている。
本人は小柄で43kg。
自分の体重の1/4にもなる重さを抱っこしていれば、肩には相当な負担となる。
エルゴによる締め付けが強くなれば血行は阻害され、凝りが酷くなって不思議はない。
施術は肩周辺の筋肉と起立筋や多裂筋の筋緊張の緩和、および頚部・胸部の関節の手技を行った。
腰部にも筋緊張を認めたが、骨盤や骨格の歪みはなかった。
エルゴの使用を控えてもらったこともあり、数回の通院で頭痛・嘔気・息苦しさを感じることはなくなった。
現在、エルゴの使用は30分を目安にしてもらっている。
【+ひとこと】
エルゴは肩と腰にウエイトを分散させることから、従来の抱っこ紐より楽に抱っこできます。
その分長時間使用されるケースも多く、肩こりや腰痛などを引き起こすことがあります。
特に小柄なお母さんは注意です。
30分を超えるような外出はベビーカーの使用をオススメします。
関連記事:エルゴ腰痛
第2子出産後1年を迎える頃から頭痛とそれに伴う嘔気・息苦しさを感じていた。
専門医を受診したが脳に異常はなかった。
産後3カ月頃、当院で骨盤矯正を受けていたことからカイロプラクティックでなんとかならないかと相談があった。
話を伺うと、頭痛や吐き気・息苦しさを感じるのは外出中や帰宅直後に多いことが分かった。
上のお子さんのお迎え途中で気分が悪くなることも多く、園で休ませてもらうこともしばしばあった。
子供を連れての外出は主にエルゴ(抱っこ紐)を使用していた。
施術前の検査で頚部から肩にかけて極度の筋緊張を認めた。
本人は肩こりを自覚していないが、重度の肩こりである。
肩こりは体質的に感じ難い人がいる。
自覚症状はないが、美容室などで「凝ってますね」と言われる人だ。
自覚症状がないので放置されることが多く、悪化すると頭痛や吐き気・過呼吸を引き起こす。
本症例もこのタイプと思われる。
外出中や帰宅直後に症状が出るのは、エルゴを使用中または使用直後ということだ。
1歳のお子さんは10kgを超えている。
本人は小柄で43kg。
自分の体重の1/4にもなる重さを抱っこしていれば、肩には相当な負担となる。
エルゴによる締め付けが強くなれば血行は阻害され、凝りが酷くなって不思議はない。
施術は肩周辺の筋肉と起立筋や多裂筋の筋緊張の緩和、および頚部・胸部の関節の手技を行った。
腰部にも筋緊張を認めたが、骨盤や骨格の歪みはなかった。
エルゴの使用を控えてもらったこともあり、数回の通院で頭痛・嘔気・息苦しさを感じることはなくなった。
現在、エルゴの使用は30分を目安にしてもらっている。
【+ひとこと】
エルゴは肩と腰にウエイトを分散させることから、従来の抱っこ紐より楽に抱っこできます。
その分長時間使用されるケースも多く、肩こりや腰痛などを引き起こすことがあります。
特に小柄なお母さんは注意です。
30分を超えるような外出はベビーカーの使用をオススメします。
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| 産後ケア・骨盤矯正 | 20:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑