【症例報告】パニック障害を伴った肩こり
患者は20代女性。
重度の肩こりを主訴として来院。
パニック障害で過呼吸の発作を繰り返していた。
過呼吸時に眩暈や手のシビレがあり、過喚起症候群と推察される。
一般的に重度の肩こりは僧帽筋や脊柱起立筋など背部の筋肉の緊張を伴なう。
これが胸郭の動きを制限し呼吸が浅くなる。
浅い呼吸はガス交換の効率が悪く、労作時や精神的不安により過呼吸を引き起こしやすくなるとされている。
本症例でも僧帽筋や起立筋に過度の筋緊張を認めた。
施術は頚部から腰部にかけて筋緊張の緩和し、頚椎・胸椎・腰椎の関節の手技を行った。
肩こりの症状が軽減してからは、骨盤周辺~下肢の施術も加えている。
骨盤を中心とした下半身には大きな筋肉が集中しており、こういった筋肉の緊張があると上半身にも影響する。
肩こりで肩だけ揉んでも一時的にしかラクにならないのは、こういった下半身の筋肉群のケアをしていないからである。
また全身の骨格を整えることで姿勢もよくなり、肩こりの予防にもつながる。
なお、肩こりが改善してからはパニックになることもほとんどなくなった。
1人で電車やバスに乗れるようになったと喜んでおり、QOLも向上している。
(QOL:quality of life = 生活の質)
【院長コメント】
肩こりも重症化すると、頭痛・眩暈・過呼吸を引き起こします。
パニック障害まで至ると生活の質が大幅に低下し仕事や日常生活に支障を来します。
その場凌ぎで誤魔化すのではなく、キチンとお手入れしましょう。
重度の肩こりを主訴として来院。
パニック障害で過呼吸の発作を繰り返していた。
過呼吸時に眩暈や手のシビレがあり、過喚起症候群と推察される。
一般的に重度の肩こりは僧帽筋や脊柱起立筋など背部の筋肉の緊張を伴なう。
これが胸郭の動きを制限し呼吸が浅くなる。
浅い呼吸はガス交換の効率が悪く、労作時や精神的不安により過呼吸を引き起こしやすくなるとされている。
本症例でも僧帽筋や起立筋に過度の筋緊張を認めた。
施術は頚部から腰部にかけて筋緊張の緩和し、頚椎・胸椎・腰椎の関節の手技を行った。
肩こりの症状が軽減してからは、骨盤周辺~下肢の施術も加えている。
骨盤を中心とした下半身には大きな筋肉が集中しており、こういった筋肉の緊張があると上半身にも影響する。
肩こりで肩だけ揉んでも一時的にしかラクにならないのは、こういった下半身の筋肉群のケアをしていないからである。
また全身の骨格を整えることで姿勢もよくなり、肩こりの予防にもつながる。
なお、肩こりが改善してからはパニックになることもほとんどなくなった。
1人で電車やバスに乗れるようになったと喜んでおり、QOLも向上している。
(QOL:quality of life = 生活の質)
【院長コメント】
肩こりも重症化すると、頭痛・眩暈・過呼吸を引き起こします。
パニック障害まで至ると生活の質が大幅に低下し仕事や日常生活に支障を来します。
その場凌ぎで誤魔化すのではなく、キチンとお手入れしましょう。
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