【症例報告】軽登山後に股関節痛を訴えた一例
右足の付け根の痛みを主訴として来院。
円海山にハイキングに行った際、歩行中に違和感を感じ始める。
鎌倉で休憩後痛みに変わり歩行困難な状態に。
その後2~3日痛みは悪化している。
安静時に痛みはなく、鼠径部にしこりは認められないことから、婦人科系疾患・鼠径ヘルニアの疑いは消える。
(これらの疑いがある場合はカイロプラクティックの適応外なので専門医の受診をすすめる。)
整形外科学的テストで尻上がり現象があることから大腿四頭筋の炎症を疑う。
また右の大腿四頭筋にトリガーポイントを認めた。
施術は大腿四頭筋や臀部・腰部・ハムストリングの筋肉の緩和とトリガーポイントのリリースを行った。
肉離れまでとはいかないが、大腿四頭筋に多少の損傷があるようで術後痛みに変化はなかった。
筋肉の過緊張は損傷部位に物理的なストレスとなるので、筋緊張を緩和することで予後は良くなる。
本症例もその後2~3日の間隔で数回施術を継続してもらったところ、症状は軽減した。
初回の施術で効果がないと治療を中断してしまうケースが多々ある。
その場合、予後は間違いなく良くない。
数カ月経っても全く改善しないと再来する方も多い。
その間、ドクターショッピングでいろいろな治療機関を受診しているが適切な施術が行われていないケースも多い。
【+ひとこと】
春の行楽シーズンです。
お花見やハイキングなどでいつもより長い時間歩く機会があるますね。
普段あまり運動していない方もちょっとした運動負荷でもケガをすることがあります。
特に中高年の方は要注意。
痛み・違和感を感じたら早めにカラダのお手入れをしましょう。
股関節・鼠径部の痛みなら⇒港南台の整体【さくやまカイロプラクティック】
| 股関節痛 | 18:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑