港南台の整体・カイロプラクティック専門院。家族で営む小さな整体です。
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2014-06-23
患者は40代女性。
1年前から膝痛で、すでに医療機関を受診し加療中である。
保険診療と並行しカイロプラクティックでの膝のケアとダイエットのため来院した。
40代で膝を患うのは少し早いように思われるが、本症例の場合急激な体重増加が原因と考えられる。
膝に痛みを感じ始める前の一年で10kgの体重増加があった。
1年前医療機関を受診した際、減量するように指導があったが、ダイエットに失敗。
その後一年でさらに10kg増加。
2年前と比べると20kgの増加となる。
体重増加については内科的疾患やストレスなどが原因であるが、詳細はここでは控える。
今回当院に来院したのは、杖を使用するように言われたことでなんとかしなければと思ったと話している。
40代で杖をつく生活は精神的にかなりショックだったようだ。
一般的に若い頃から体重が多い人は、その体重を支えるための筋肉も合わせ持っている。
しかし中年以降、短期間で急激な体重増加があると、その体重を支えるだけの筋肉の発達が追いつかないため膝痛のリスクは高くなる。
この場合、鍛えてその体重を支えるだけの筋肉を付けるか、今の筋肉量で支えられる体重まで減量するかのいずれかをしないと膝の回復はない。
本症例の場合、すでに運動をして鍛えることは不可能な状態なので減量が必須となる。
膝痛があると患側の大腿四頭筋やハムストリングに過緊張が起こる。
この緊張が膝関節にストレスとなり予後は悪化する。
よってこれらの筋緊張をリリースすることは症状軽減の一助となる。
本症例でも施術によって痛みの軽減が認められた。
その後は施術範囲を広げ全身のバランスを整える施術を定期的に継続している。
減量については耳ツボの施術を行い2カ月で78kg⇒71㎏まで減量に成功している。
これも症状改善に大きく貢献していると思われる。
【+ひとこと】
40歳を過ぎると基礎代謝が減るので、食習慣が変わらなくても体重が増加します。
所謂「中年太り」。
さらに、子育てが終わって社会復帰したり、親の介護が始まったり、男性なら仕事の責任も増えてくる年代。
そんなストレスから過食気味になる人も。
膝や腰が痛くなってからでは遅すぎます。
日頃の体重管理、大切ですね。
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| ひざ痛
| 19:26
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2014-04-14
患者は30代男性。
右足の膝の痛みを訴えて来院。
マックマレーテスト(半月板の損傷の検査)は陰性。
十字靱帯・側副靱帯の検査も陰性であった。
また重度のO脚を認めた。
疼痛部位は大腿骨外側顆部。
マラソンが趣味で、週に70~80km程走っている。
以上の事から腸脛靱帯炎を疑った。
腸脛靱帯は大腿の外側にあり、骨盤と脛骨(膝から下の骨)をつなぐ靱帯。
O脚の人は張り出した膝の大腿骨部分に靱帯が擦れ、ランなどの継続的な刺激によって炎症を起こしやすい。
ランナーに多い脚のトラブルで、O脚の人はそのリスクが高くなる。
施術によって炎症を起こした腸脛靱帯や大腿部の筋肉の緊張を緩和し、腸脛靱帯のストレッチを指導した。
ランを控えて、施術に専念してもらうことで2週間ほどで痛みは消失した。
その後の施術はO脚矯正に移行した。
ランは短い距離から再開してもらった。
時折痛みが出ることもあるが、以前のような強い痛みはなく、そのような時はストレッチを念入りにしてもらうことで現在はコントロールできている。
【院長コメント】
腸脛靱帯炎はランナーの足のトラブルで多い症状です。
半月板の損傷との鑑別が難しいのですが、施術によって痛みが軽減するようなら腸脛靱帯炎と思われます。
| ひざ痛
| 19:10
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2011-05-20
湘南国際マラソン、今年の開催は11月3日と発表がありました。
当院でメンテナンスをしているランナーの方々も地元とあって参加経験のある方が多いです。
毎年応募が殺到するので今年から地元枠なるものができたようですが、残念ながら横浜は対象外。
さてランナーの方で故障が多いのはやはり膝。
特に多いのは膝の外側が痛むのが腸脛靱帯炎。
腸脛靱帯は骨盤から脛骨に伸びる靱帯です。
膝を動かすことで大腿骨と擦れて痛みます。
予防には腸脛靱帯のストレッチが効果的。
走る前は準備運動をしっかりとするという方でも、走った後は意外と適当。
でも走った後のストレッチが大切なんです。
整理運動をしっかりしないと、乳酸が溜まって筋肉が硬化します。
硬化し緊張した筋肉は大腿骨とより擦れ易くなるので、そうならないようにしっかりとストレッチしましょう。
| ひざ痛
| 16:45
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2011-05-18
膝関節の軟骨が擦り減ったり、筋力低下で膝に負担が掛かかり起こる膝関節そのものの痛み。
酷い場合はその名の通り膝が変形してしまいます。
なぜか女性に多く、好発は50歳以上。
治療法は、溜まった水を抜く・ヒアルロン酸やステロイドの注射・鎮痛剤の服用・レーザー治療など多種に渡るほか、
サポーターやグルコサミン・コンドロイチンといったサプリメントなど効果に疑問があるものまで様々。
治療法が多種あるということは、決め手となる方法がないということ。
これらの治療と並行してリハビリやカイロなどの手技療法によっていかに痛みを抑えてQOLを向上させるかが焦点となります。
大切なのはそこまで酷くなるまでほっとかないということ。
肥満の人やランナーなど膝を酷使する人、O脚の人は、普通の人よりも余計に膝に負担をかけてしまいます。
いきなり強い痛みが出るわけではなく、最初は違和感や弱い痛みから始まります。
気になるようなら早めのお手入れを心がけましょう。
| ひざ痛
| 18:06
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2011-05-16
一口に膝(ひざ)の痛みといっても色々あります。
半月板損傷などの膝関節そのものの痛み。
十字靱帯や側副靱帯の痛み。
膝を支持する筋肉の痛み などです。
この中でカイロプラクティックが奏効するのは筋肉の痛み。
以前、足の付け根(鼠径部)の痛みの記事で大腿四頭筋の炎症について触れました。
足の付け根の痛み(股関節痛)この大腿四頭筋、上は足の付け根に付着しますが、下は膝のお皿を超えて脛骨という膝から下の骨に付着しています。
よってこの大腿四頭筋の緊張や炎症で膝のお皿の周りに痛みを感じます。
鼠径部痛同様、
大腿四頭筋の緊張をリリースすることで症状の緩和が期待できます。
ただし、炎症が酷
いとオスグット病や
膝蓋靱帯炎といったスポーツ選手に多いケガとなります。
痛みが酷い場合は専門医(整形外科)の受診をお勧めしてます。
| ひざ痛
| 17:10
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